屋根瓦についてのご説明|屋根の種類や形について|茨城の屋根瓦なら川上瓦工業

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屋根瓦について
屋根は家を長持ちさせる重要な役目を果たします。デザイン的に優れていても、水はけが悪かったり、落ち葉やゴミがたまりやすいと、雨漏りの原因にもなるので、プランニングの初期の段階から注意が必要です。
屋根の形
できるだけシンプルな形の屋根の方が、雨漏りがしにくくなります。大規模なリフォームで屋根の形を変えるときには、雨漏りにも配慮して、屋根のスタイルをお選びください。
切妻屋根
寄棟屋根
入母屋屋根
片流れ屋根
方形屋根
越屋根
陸屋根
複合屋根
無落雪屋根
屋根材料の種類
瓦系
スレート系
金属系
日本瓦と洋瓦があります。日本瓦は日本の風土にあっているため、耐水性、断熱性、遮音性、耐久性などの面で大変優れています。 石綿とセメントをミックスして作る石綿スレートが代表的です。最近では無石綿のものも開発されました。特長は軽く、カラーも豊富です。 亜鉛メッキ鉄板がよく使われています。他にもアルミニウムや銅板が使われる場合もあります。
屋根ふき材料
耐用年数
備考
日本瓦
15〜40
亜鉛鉄板(塗装なし)
4〜7
亜鉛鉄板(防錆塗装3年ごと)
10〜20
アルミニウム板(塗装なし)
7〜15
厚さ0.5mm
波形石綿スレート(モルタル防水)
10〜15
厚さ6.5mm
コンクリート(モルタル防水)
5〜10
陸屋根に
コンクリート(簡易アスファルト防水)
8〜10
陸屋根に
コンクリート(アスファルト防水)
10〜12
陸屋根に
日本の風土に合った屋根瓦
屋根瓦の歴史は古く、今から約1400年前に建立された寺院・飛鳥寺の瓦が最初といわれています。
瓦は高温多湿の日本の気候風土に合った屋根材です。瓦の重なりの部分にできる空気の層が熱を遮断し、通気性を高めます。夏涼しく冬は暖かく。冷暖房費も節約できるエコロジーな屋根材というわけです。耐用年数は50〜100年と高い耐久性を発揮するのがなによりの特徴です。デメリットは、重くて建物への負担が大きいことや、比較的割れやすい点といえます。
さまざまな色の種類がある粘土瓦と、銀色のいぶし瓦
瓦のなかで最も古くからあるのが粘土瓦です。天然の粘土を成形し、高温で焼き上げて作ります。粘土瓦のなかでも釉薬(うわぐすり)で色づけして焼くものを陶器瓦といいます。釉薬を替えることにより、色やツヤの出し方を変えることもできます。
いぶし瓦は、粘土瓦の一種ですが、粘土を瓦の形にかたどった後、釉薬をかけずに窯の中に入れて蒸し焼きにします。すると、瓦全体が渋い銀色に仕上がります。
そのほかにナチュラルな赤色をした素焼き瓦もあります。いずれも色落ちがしにくく、耐久性が高いのが特徴です。
家のデザインに合わせて選べるセメント瓦
セメント瓦は厚型スレート、コンクリート瓦ともいわれ、その名の通りセメントと砂を主原料としたものです。和瓦のような厚みがあり表面処理(塗装)をして使われます。
塗料で着色するため色のバリエーションが豊富で、家のデザインや壁の色に合わせてコーディネイトできます。なお、セメント瓦は、長期間の使用により変色、脱色がおきるので、塗り替えが必要です。
現代では化粧スレートが主流に
スレートには人造スレートと、天然スレートがあります。天然スレートは、玄昌石など天然の石を薄く剥いでつくる屋根材のことで、独特の風合いがあります。ただ、コスト的に高いので現在ではあまり使用されていません。人造スレートは天然スレートに見た目が似ているので、この名前がつけられました。
人造スレートは、JIS(日本工業規格)名称では、化粧スレートといいます。セメントに各種の繊維を混ぜて強化し、5〜6mmの薄い材料として使えるようにした屋根材です。
メーカーによって「カラーベスト」「コロニアル」いう商品名で呼ばれ、一般的にもこの名前が使われています。陶器瓦やいぶし瓦と比べて軽いのが最大のメリットで、耐震性に優れています。また、色・柄が豊富に揃っているので、和風・洋風のどちらのデザインにもよく合います。
デメリットは、通気性が悪く、下地の木材の腐食や劣化が起こりやすいともいわれます。また、経年変化で剥がれや浮きがでてくるので、定期的な塗り替えが必要です。
屋根リフォームの際はアスベスト対策を
化粧スレートは1900年にオーストリアで開発され、日本では1904年にG・トーマス邸に採用されたのが最初とされています。石綿とセメントをミックスした石綿スレートが日本でも1960年代に広く普及。しかし、アスベストによる健康被害が社会問題化したことを背景に、1993年に含有率5%以下にすることが定められ、2004年に実質的に禁止されました。現在は、ノン・アスベストスレートが普通ですが、昔のスレート屋根にはアスベストが含まれている可能性があります。屋根リフォームの際は、アスベストが飛散しないように充分注意する必要があります。そういう意味では、屋根を撤去しないカバー工法がおすすめといえるでしょう。
金属屋根の中でも注目を集めるガルバリウム鋼板
住宅のデザインが多様化する中、屋根の形状も曲線を用いるなど複雑になってきました。加工がしやすく建物にマッチした製品が選べると、人気を集めているのが金属屋根です。
金属屋根はカラーバリエーションが豊富で、外壁に合わせてコーディネートが可能。瓦などに比べて軽量なところも大きな魅力で、建物への負担が低くなり耐震性が高まります。以前はトタン板か銅板しかなかった金属屋根ですが、近年は鉄やステンレス、アルミニウム合金、チタンなどバリエーションが多くなり、表面処理も進化してきました。そのなかでも特に注目を集めているのがガルバリウム鋼板です。
従来、普及していたトタンは亜鉛メッキ鋼板ですが、これにアルミニウムを加えてサビに強くしたのがガルバリウム鋼板です。トタンなどに比べ3〜6倍の耐久性を誇ります。その秘密は、メッキ層に55%含まれるアルミニウム。そもそも亜鉛合板は、鉄よりも先に亜鉛が酸化して鉄のサビを防ぐのですが、ガルバリウムは溶け出した亜鉛部分をアルミニウムが「自己修復」します。この作用によって、優れた耐久性や耐熱性を発揮するのです。
断熱性や遮音性を高める製品も登場
また、ガルバリウム鋼板は、低価格で加工が容易、さまざまな屋根形状に対応します。最近は、ガルバリウム鋼板の表面にポリエステル樹脂やフッ素樹脂を焼付け塗装して、サビや紫外線、酸性雨に強い製品も開発されています。さらに、断熱材を裏打ちして断熱性や遮音性を高めている製品もあります。ただ、耐久性に優れているとはいえ、加工した切り口は鉄部が剥き出しのため、放置するとサビることもあります。サビが目立つ前に補修しておくことが長持ちの秘訣といえるでしょう。
建物への負担が少ない金属屋根
金属屋根は加工がしやすく、瓦などに比べて軽量なため、耐震性が高まるなどのメリットが大きい屋根材です。日本で金属屋根が登場したのは江戸時代といわれ、お城や寺院に銅板が葺かれるようになりましたが、高価であったため一般庶民の家には普及しませんでした。明治時代に入るとトタン(亜鉛メッキ鋼板)が普及し、今日まで広く使われています。
トタンは、薄い鉄板にサビを止めるメッキなどを施した屋根材です。屋根以外には外壁などにも使われています。施工は野地板に密着させるシンプルな方法なので、短期間の工事が可能です。軽量なので建物への負担が少なく、低コストで施工できるのが特徴です。
デメリットとしては断熱性に劣り、雨音が伝わりやすいなどがあげられます。また、ある程度の強度と耐久性はありますが、色あせやサビなどによる劣化で強度が下がる可能性もあります。サビた場合には塗り替えが必要です。
雨漏りがしにくいトタン屋根
トタン屋根を採用した屋根は、全体の傾斜が緩くなっています。普通、勾配が緩いと雨水が溜まりやすくなりますが、トタンは継ぎ目が少ないので水が溜まりにくく、雨漏りがしづらいともいわれます。しかし、トタン屋根から瓦に葺き替えをする場合、勾配が緩いと瓦が葺けない可能性もあります。屋根の勾配や柱の耐力確認をよくしておきましょう。
断熱性が向上し普及が進む折板(折半)屋根
折板(折半)屋根とは、鋼板を折り曲げて山形に連ねた形状の屋根です。工場や体育館でよく見られる屋根ですが、最近ではローコストで取り付けられることから、木造住宅でも採用されています。
折板屋根を取り付ける際には、何よりも錆びない工夫をすることが大切です。折板屋根は他の屋根材に比べ、耐久性が低いといわれています。耐久年数を少しでも延ばすために、防水加工や防錆加工が必要になります。
また、鋼板を折り曲げただけで日差しを直接受けるので、断熱性に劣るともいわれています。その弱点を克服しようと、最近では素材自体を厚くしたり、断熱材を裏打ちしたりするなどで、断熱性を高めた製品が普及しています。
屋上で緑化を楽しめる折板屋根や陸屋根
折板屋根は勾配が緩いので、屋根の上で緑化を楽しむことができます。しかし、屋根の上に頻繁に上がれないので、こまめな手入れが必要な植物より、手入れがあまり必要のないセダムなどが向いていると思います。屋根の上に植栽トレーを敷き並べていくだけの方式にすれば手間もかかりません。
緑化といえば、勾配のない「陸屋根」に屋上緑化をするケースが増えています。屋上緑化は、屋根の上に土壌を薄く敷き、芝やコケ類などを植えるものが一般的です。その効果として最も期待されるのが省エネです。夏は断熱、冬は保温。建物によって一概には言えませんが、15〜20%の光熱費を削減することも可能です。植物は地球温暖化の原因でもあるCO2を吸収し、なによりも緑に触れて日々のストレスを癒す効果も大きいといわれています。各自治体では、都市のヒートアイランド現象の解消や、緑を増やす手段として屋上緑化に助成金などの補助制度を設けているところもあります。専門業者とよく相談の上、屋上緑化を楽しんでください。
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