こんにちは。

先日、一文字軒瓦の加工を初めて目撃！

手間のかかる作業とは聞いていましたが想像以上でした。

軒瓦いくつか種類がありますが、多く使われているのは万十軒と一文字軒だそうです。

万十軒瓦は

一文字軒瓦は

瓦は焼く工程で多少の焼け狂いが出るそうです。（もちろんこの狂いは性能には全く問題なくＪＩＳ規格の範囲内です。）
万十軒瓦は丸くなっているところでカバーされその狂いはわかりませんが、一文字軒はご覧のとおり両隣の瓦がピシッと合わさっているため少しの隙間でも目立ってしまうそうです。

そこで、一文字軒を施工する際には熟練の技を持つ職人さんの手によって下準備が必要となります。

まず、瓦の両端を機械で切断します。

次にタガネと砥石を使い軒瓦同士の接点（合端口）に隙間がないように仕上げ、軒先の美しさを表現します。

この作業を使用する全ての軒瓦に対して行います。

今回は２３０枚を約２日かけて調整したそうです。

お疲れ様でしたm(__)m